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戦争と女の顔 Dylda/Beanpole

上映中~8月4日(木)※上映終了

© Non-Stop Production, LLC, 2019

日時

上映中~8月4日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

第72回カンヌ国際映画祭W受賞(「ある視点」部門 監督賞/国際批評家連盟賞)
第92回アカデミー賞®国際長編映画賞 ロシア代表

“わたしたち”の戦争は終わっていない——。

1945年、戦後のレニングラード。PTSDをかかえた元女性兵たちの生と死の闘い。

本作は、巨匠アレクサンドル・ソクーロフの下に学んだ新鋭カンテミール・バラーゴフ監督が、ノーベル文学賞受賞作家・スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの証言集『戦争は女の顔をしていない』を原案に、戦後の女性の運命を描いた。プロデューサーは、『ラブレス』(17)や『裁かれるは善人のみ』(14)をはじめ、ハリウッドでも実績のあるウクライナ出身のアレクサンドル・ロドニャンスキー。主演の二人は、新人のヴィクトリア・ミロシニチェンコとヴァシリサ・ペレリギナが見事に複雑な心理状態を演じきった。終戦から77年。これは戦争を知らない世代のスタッフ、キャストらが今も起こっている戦争の恐ろしさを伝える作品である。

【STORY】
戦後のレニングラードで、生と死の戦いを続ける元・女性兵士たちの物語。

1945年、終戦直後のレニングラード。第二次世界大戦の独ソ戦により、街は荒廃し、建物は取り壊され、市民は心身ともにボロボロになっていた。史上最悪の包囲戦が終わったものの、残された残骸の中で生と死の戦いは続いていた。多くの傷病軍人が収容された病院で働く看護師のイーヤ(ヴィクトリア・ミロシニチェンコ)は、PTSDを抱えながら働き、バーシュカという子供を育てている。しかし、後遺症の発作のせいでその子供を失ってしまった。そこに子供の本当の母であり、戦友のマーシャ(ヴァシリサ・ペレリギナ)が戦地から帰還する。彼女もまた後遺症や戦傷を抱えながらも、二人の若き女性イーヤとマーシャは、廃墟の中で自分たちの生活を再建するための戦いに意味と希望を見いだすが…。

アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『戦争と女の顔』を紹介!
 監督インタビューも! 記事はこちら

『戦争と女の顔』(ロシア/ロシア語/2019年/137分/DCP/カラー/PG12)
監督・脚本:カンテミール・バラーゴフ
出演:ヴィクトリア・ミロシニチェンコ、ヴァシリサ・ペレリギナ、アンドレイ・ヴァイコフ、イーゴリ・シローコフ
共同脚本:アレクサンドル・チェレホフ
原案:『戦争は女の顔をしていない』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ, 三浦みどり 訳(岩波現代文庫) 
製作:アレクサンドル・ロドニャンスキー、セルゲイ・メルクモフ
音楽:エフゲニー・ガルペリン
撮影:クセニア・セレダ
字幕翻訳:田沼令子
ロシア語監修:福田和代
原題:Dylda
英題:Beanpole
配給:アット エンタテインメント