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魔術師【イングマール・ベルイマン監督特集】 Ansiktet

(c) 1958 AB SVENSK FILMINDUSTRI

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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スウェーデンが生んだ“20世紀最大の巨匠”

スタンリー・キューブリック、スティーブン・スピルバーグ、ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー…今日の巨匠と呼ばれる映画監督たちに尊敬され、世界中から称賛される20世紀が生んだ唯一無二の映画作家イングマール・ベルイマン。ベルイマンの遺した作品にオマージュを捧げる監督は数知れず、没後15年が経った今もなお、ウェス・アンダーソンやミア・ハンセン=ラヴ、アリ・アスター、グザヴィエ・ドランなど、近年の映画作家たちに影響を与え続けています。

「愛と欲望」・「生と死」・「神と宗教の存在」といった普遍的なテーマを軸に、人間の内面に潜む「孤独」や「葛藤」をすくいあげ、人間の本質を追求し続けたベルイマン。独創的で奥深い心理描写と革新的な色彩表現は、登場人物の心の痛みが聞こえるほどに生々しく、観る者の感情を大きく揺さぶります。そして北欧特有の壮大な自然は厳しくもあたたかく、息をのむほど美しいシーンとして登場します。
しばしば難解なイメージが先行する監督ですが、私たちの感性に語りかけるベルイマンのメッセージは現代でも鮮烈な衝撃と喜びを与えてくれるでしょう。
今回、『魔術師』・『仮面/ペルソナ』・『叫びとささやき』日本最終上映にあわせ、ベルイマンの世界を象徴する特集上映を開催します。ベルイマンの至福の世界に浸る、最後の機会を、心ゆくまでどうぞご堪能ください。


第20回ヴェネツィア国際映画祭 審査員特別賞

怪奇現象、超能力、交霊術…といったオカルト的要素に科学と呪術、芸術と権力などの二項対立をごった煮で凝縮し、愉快なエンタテイメントへと昇華した初期の到達点。旅廻りのマジシャンの一座と、彼らの見世物のトリックを見破ろうとする役人たちの一夜のいたちごっこを描く。ベルイマンが問う、芸術家とショー・ビジネスの正体。

『魔術師』(1958年/スウェーデン/スタンダード/モノクロ/99分/原題:Ansiktet)※日本最終
出演:マックス・フォン・シドー、イングリッド・チューリン、グンナール・ビョルンストランド、ナイマ・ヴィフストランド
撮影:グンナール・フィッシェル

【没後15年イングマール・ベルイマン監督特集】
配給:ザジフィルムズ