上映 MOVIES

SUB MENU

デュエル【ジャック・リヴェット映画祭 デジタルリマスター版】 Duelle

6月5日(日)~6月9日(木)、6月12日(日)、6月13日(月)、6月16日(木)※上映終了

©︎1976 SUNSHINE / INA.Tous droits réservés.

日時

6月5日(日)~6月9日(木)、6月12日(日)、6月13日(月)、6月16日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

  夢と  
   魔法と   
    冒険と    


『デュエル』(1976年/フランス/カラー/121分/原題:Duelle) ※日本劇場初公開

現代のパリを舞台に、地上での生を受けるため魔法の石をめぐって太陽の女王と月の女王が対決するファンタジー。リヴェットはジェラール・ド・ネルヴァルの小説に着想を得て、ラブストーリー、犯罪劇、西部劇、ミュージカル・コメディといった内容の<火の娘たち>と称した4部作を構想し、本作はその“犯罪劇”にあたる。奇想天外なおとぎ話のような題材を挑戦的なフィルム・ノワールの要素を盛り込んで表現し、超現実的で詩的な美しさを達成した。決闘者の女ふたりに扮するはリヴェット映画の常連ジュリエット・ベルトとビュル・オジェ。

監督:ジャック・リヴェット
脚本:エドゥアルド・デ・グレゴリオ、マリル・パロリーニ、ジャック・リヴェット
台詞:エドゥアルド・デ・グレゴリオ
撮影: ウィリアム・リュプチャンスキー
製作:ステファン・チャルガジエフ
出演:ジュリエット・ベルト、ビュル・オジェ、ジャン・バビレ


ジャック・リヴェット | Jacques Rivette

Celine et Julie vont en bateau ©1974 Les Films du losange

1928年3月1日、フランス北部の都市ルーアンに生まれる。49年にパリのシネマテークでフランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメールらに出会う。ロメールが主宰するシネクラブ・デュ・カルティエ・ラタン発行の機関誌「ラ・ガゼット・デュ・シネマ」に携わるものの、「カイエ・デュ・シネマ」誌の創刊に合わせ同誌は廃刊、以後「カイエ」誌にて多くの優れた映画批評を執筆。63年から3年間に渡って「カイエ」誌の編集長を務めている。映画監督としては49年に初の短編を、そして56年にはクロード・シャブロル製作で『王手飛車取り』を発表。60年に『パリはわれらのもの』で長編映画デビュー。以降、内容が反宗教的と判断され一時上映禁止となったアンナ・カリーナ主演の『修道女』(66)や12時間を超える長尺作『アウト・ワン』など話題作を手がける。今回上映される『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(74)をはじめとした5作は、ヌーヴェルヴァーグの作家たちの中でも極めて個性的だったリヴェットが最も精力的に活動していた中期の作品群にあたる。その後も『地に堕ちた愛』(84)、『彼女たちの舞台』(88)など傑作を連発、中でも第44回カンヌ国際映画祭で審査員グランプリを受賞した『美しき諍い女』(91)は我が国でも多くの観客を集めた。2000年代に入っても創作意欲は衰えず、『恋ごころ』(01)、『ランジェ公爵夫人』(07)などで瑞々しい感性を見せるも、2016年1月29日、パリにて死去。87歳没。

【ジャック・リヴェット映画祭 デジタルリマスター版】
主催:マーメイドフィルム
配給:マーメイドフィルム/コピアポア・フィルム
宣伝:VALERIA
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本