1976年、低迷していた日本映画界に突如彗星のごとく現れ、「読んでから見るか、見てから読むか。」をコピーとした出版界との連動や当時は画期的だったテレビを使った宣伝など、大規模なメディアミックス展開を行ない、絶えず時代をリードし続けている角川映画―
その誕生から45年を記念し、角川映画第1弾として巨匠・市川崑監督がメガホンを撮った『犬神家の一族』の4Kデジタル修復版をはじめ、深作欣二、大林宣彦などベテランから、当時はまだ新人監督だった相米慎二や森田芳光など・・・現在の日本映画界に影響を与えた一流のクリエーターたちが作り上げた作品をラインナップした「角川映画祭」を開催致します。常識にとらわれずただただ観客を楽しませるためエンターテイメントに徹しパワーあふれる傑作を送り出した伝説の「角川映画」をスクリーンにてご堪能頂けますと幸いです。
【全体スケジュール】
『蘇える金狼』(1979年/カラー/131分/ビスタ)
悪の限りを尽くし組織に挑むヒーローを描く大ヒットアクション作
昼は平凡なサラリーマン、夜は反逆の牙を剥く一匹狼、鍛えられた肉体と天才的な頭脳を武器に自らの野望の為挑んだ男が栄光の果てに見たものは…。海外で実弾経験を積んだ松田優作の華麗なるガンアクションも必見。
監督:村川透
原作:大藪春彦
脚本:永原秀一
撮影:仙元誠三
美術:佐谷晃能
音楽:ケーシー・D・ランキン
主題歌:前野曜子「蘇える金狼のテーマ」
出演:松田優作、風吹ジュン、成田三樹夫、千葉真一