1976年、低迷していた日本映画界に突如彗星のごとく現れ、「読んでから見るか、見てから読むか。」をコピーとした出版界との連動や当時は画期的だったテレビを使った宣伝など、大規模なメディアミックス展開を行ない、絶えず時代をリードし続けている角川映画―
その誕生から45年を記念し、角川映画第1弾として巨匠・市川崑監督がメガホンを撮った『犬神家の一族』の4Kデジタル修復版をはじめ、深作欣二、大林宣彦などベテランから、当時はまだ新人監督だった相米慎二や森田芳光など・・・現在の日本映画界に影響を与えた一流のクリエーターたちが作り上げた作品をラインナップした「角川映画祭」を開催致します。常識にとらわれずただただ観客を楽しませるためエンターテイメントに徹しパワーあふれる傑作を送り出した伝説の「角川映画」をスクリーンにてご堪能頂けますと幸いです。
『里見八犬伝』(1983年/カラー/136分/ビスタ)
不朽の名作に新解釈を加え描いた、大スペクタクル伝記ロマン
悪霊に仕え不死身となった妖怪を倒すため、唯一生き残った静姫の前に8人の勇士が集結する。特撮技術を駆使し、超豪華キャストが豪華な衣装とメイクで登場。薬師丸と真田のラブシーンも話題に。
監督・脚本:深作欣二
原作・脚本:鎌田敏夫
撮影:仙元誠三
美術:今村力、高橋章
音楽監督:NOBODY、佐久間正英、難波弘之
主題歌:ジョン・オバニオン「里見八犬伝」「八剣士のテーマ(WHITE LIGHT)」
出演:薬師丸ひろ子、真田広之、夏木マリ、千葉真一