1976年、低迷していた日本映画界に突如彗星のごとく現れ、「読んでから見るか、見てから読むか。」をコピーとした出版界との連動や当時は画期的だったテレビを使った宣伝など、大規模なメディアミックス展開を行ない、絶えず時代をリードし続けている角川映画―
その誕生から45年を記念し、角川映画第1弾として巨匠・市川崑監督がメガホンを撮った『犬神家の一族』の4Kデジタル修復版をはじめ、深作欣二、大林宣彦などベテランから、当時はまだ新人監督だった相米慎二や森田芳光など・・・現在の日本映画界に影響を与えた一流のクリエーターたちが作り上げた作品をラインナップした「角川映画祭」を開催致します。常識にとらわれずただただ観客を楽しませるためエンターテイメントに徹しパワーあふれる傑作を送り出した伝説の「角川映画」をスクリーンにてご堪能頂けますと幸いです。
『復活の日』(1980年/カラー/156分/ビスタ)
新種のウイルスが蔓延―人類の終末と再生を描いた感動超大作
小松左京の原作を空前のスケールで描く人間ドラマ。映画の完成まで16年、アラスカから南極まで地球を縦断した200日に及ぶ海外ロケ、ハリウッドスターの起用など、膨大な年月と規格外の製作費を投じ大ヒットを記録。
監督・脚本:深作欣二
原作:小松左京
脚本:高田宏治、グレゴリー・ナップ
撮影:木村大作
美術:横尾嘉良
音楽:羽田健太郎
主題歌:ジャニス・イアン「ユー・アー・ラブ」
出演:草刈正雄、ボー・スベンソン、オリヴィア・ハッセー、グレン・フォード、夏木勲(夏八木勲)、緒形拳