1976年、低迷していた日本映画界に突如彗星のごとく現れ、「読んでから見るか、見てから読むか。」をコピーとした出版界との連動や当時は画期的だったテレビを使った宣伝など、大規模なメディアミックス展開を行ない、絶えず時代をリードし続けている角川映画―
その誕生から45年を記念し、角川映画第1弾として巨匠・市川崑監督がメガホンを撮った『犬神家の一族』の4Kデジタル修復版をはじめ、深作欣二、大林宣彦などベテランから、当時はまだ新人監督だった相米慎二や森田芳光など・・・現在の日本映画界に影響を与えた一流のクリエーターたちが作り上げた作品をラインナップした「角川映画祭」を開催致します。常識にとらわれずただただ観客を楽しませるためエンターテイメントに徹しパワーあふれる傑作を送り出した伝説の「角川映画」をスクリーンにてご堪能頂けますと幸いです。
【全体スケジュール】
『犬神家の一族』(1976年/カラー/146分/1:1.5ワイド)
日本映画史に残る必見の傑作!巨匠・市川崑がメガホンを撮った、記念すべき角川映画第1作
原作は横溝正史の傑作ミステリー。犬神製薬当主が残した不可解な遺言状を発端として起きる連続殺人事件に、二枚目俳優石坂浩二演じる名探偵・金田一耕助が挑む。角川映画第1弾作品としてメガヒットを記録した。
監督・脚本:市川崑
原作:横溝正史
脚本:長田紀生、日高真也
撮影:長谷川清
美術:阿久根巌
音楽:大野雄二
出演:石坂浩二、島田陽子、あおい輝彦、高峰三枝子、三条美紀、地井武男、草笛光子