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雑魚どもよ、大志を抱け! Brats, Be Ambitious!

上映中~4月19日(水)※休映日あり

(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

日時

上映中~4月19日(水)※休映日あり

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

『百円の恋』『アンダードッグ』(脚本)『喜劇 愛妻物語』(脚本・監督)

足立紳が“少年時代の葛藤と前進”を描く運身の感動作
全ての弱虫たちに花束を。

映画監督として、脚本家として、小説家として、人間のみっともない部分を愛情を込めて描き続ける足立紳が、20年がかりで念願の企画を実現させた! 主人公は7人の小学生男子たち。生意気ざかりでイタズラが大好きで、気の合う仲間たちと過ごす毎日はワクワクと興奮の連続……と言いたいところだが、人生は子ども相手でも優しくはしてくれない。誰もがコンプレックスや葛藤を抱えながら、なにかをつかみ取ろうとするかけがえのない日々を、真正面から描いた青春映画が誕生した。

瞬は、地方の町に暮らす平凡な小学生。心配のタネは乳がんを患っている母親の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは親友の隆造ら気の合う仲間たちと、とにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。しかしそれぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのイジメや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積みだ。ある日、瞬は、イジメを見て見ぬ振りしてまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。

足立監督の十八番であり、分身ともいえる“情けない主人公”を演じるのは、関西ジャニーズJr.内のグループ「Boys be」のメンバーとしても活躍する池川侑希弥。さらに日本版『CUBE』(21)に出演した田代輝ら、オーディションで選ばれた子役たちがフレッシュかつ自然体なアンサンブル演技で観る者の顔をほころばせる。また、瞬の明るい教育ママに臼田あさ美、家のことは母親任せなパパに浜野謙太、親友・隆造の前科持ちの父親に永瀬正敏ら、個性豊かな実力派が大人パートを支えてみせる。足立監督の前作『喜劇 愛妻物語』に出演していた子役・新津ちせも、瞬の妹役で存在感を発揮する。
足立監督は、若き日に今は亡き名監督・相米慎二に師事していたことでも知られているが、本作では相米監督のトレードマークでもあった長回しをふんだんに活用して、子どもたちのイキイキとした姿を捉えてみせた。足立監督は20年以上前に、本作のもとになった脚本を相米監督に読んでもらい、一度だけ褒められたことが映画人としてやっていく原動力となったと語っており、師匠へのリスペクトと自らの原点を見つめ直す作品になっている。

本作のために主題歌「少年」を書き下ろしたのはZ世代の注目バンド、インナージャーニー。みずみずしいメロディーと歌詞が、青春映画の王道をいく爽やかなエンディングの余韻をいっそう強しくしてくれる。今の時代に伝えたい、高純度な笑いと涙と希望が詰まった名作が誕生した。

【STORY】
「俺はお前らと本当の仲間になりたい、
信じてもらえる奴になりたい」

地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積みだ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。

『雑魚どもよ、大志を抱け!』(2023年/日本/145分/PG12)
監督:足立紳(『喜劇愛妻物語』『14の夜』)
出演:池川侑希弥(Boys be/関西ジャニーズJr.)、田代輝、白石葵一、松藤史恩、岩田奏、蒼井旬、坂元愛登、臼田あさ美、浜野謙太、新津ちせ、河井青葉、永瀬正敏
原作:足立紳『弱虫日記』(講談社文庫)
脚本:松本稔、足立紳(『百円の恋』『アンダードッグ』)
音楽:海田庄吾(『百円の恋』『喜劇愛妻物語』)
主題歌:インナージャーニー「少年」(鶴見river records)
製作幹事: 東映ビデオ
制作プロダクション:the ROOM
制作協力:岐阜県飛騨市
配給:東映ビデオ