上映 MOVIES

SUB MENU

バビロン Babylon

上映中~1月5日(木)※上映終了

© 1980 National Film Trustee Company Ltd

日時

上映中~1月5日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

世界が封印した伝説の<レゲエ・ムービー>

圧倒的な人種差別の壁に押し潰されそうになりながらも、音楽に魂のすべてをぶつける若者たちを強烈に描いた幻の傑作『バビロン』。その衝撃的な内容ゆえ、世界的に公開が見送られていたが、製作から40年近く経った2019年にニューヨークでプレミア上映され大きな反響を呼び、ついに我が国でも初公開。主演のブルーに一世を風靡したレゲエ・グループ、アスワドのメンバーだったブリンズリー・フォード。また孤高のレジェンド、ジャー・シャカが本人役で出演しているのも話題の一つだ。ディープなレゲエ・ミュージックに彩られた過酷な青春、リアルに描き出される黒人たちの置かれた容赦ない現実……ブルーたちの悲しみと怒りは、決して過去だけのものではない。1980年のロンドンストリートから40年の時を超え、ラスタカラーを纏ったアイタル・ライオン──『バビロン』が現在(いま)に向かって咆哮する!

僕は1980年にジャマイカを舞台にした映画Rockersを日本初公開した。当時買った『BABYLON』という輸入サントラ盤。アスワドやデニス・ボーベルのクレジットがあり、次に公開するのはこれかなとコンタクト先を調べたが到達できなかった。それが40年を経て、ついにイギリスのブラック・カルト・クラシックを見ることができるのだ。だが今なお我々の世界は人種や階級問題について何も解決していない。
若きジャー・シャカやアスワドのメンバー、ロンドンのサウンドシステム事情など、ドキュメンタリーとしても見逃せない。

石井志津男(OVERHEAT/Riddim)

【STORY】
1980年、ロンドン。
人種差別や社会の偏見と闘う若者たちの魂の叫び!

マリファナのくすんだ煙霧が、フロアでゆらゆら揺れている──。サウス・ロンドンに住む青年ブルーは、白人たちの度重なる嫌がらせに耐える日々を送りながらも、昼間は整備士として働き、夜は仲間たちと結成したユニット<アイタル・ライオン>のDJとして活動している。この街のどこにも居場所はないが、力強いレゲエのリズムこそが彼らのアイデンティティであり、音楽活動の拠点であるガレージだけがメンバーにとって唯一の“楽園”だった。サウンドシステム競技を勝ち抜き、強敵ジャー・シャカとの決勝戦を前に意気揚々とする彼らだったが、ある日、大切なガレージが何者かによって荒らされ、ブルーはついに怒りを爆発させてしまう……。

『バビロン』(1980年/イギリス/カラー/94分)
監督:フランコ・ロッソ
出演:ブリンズリー・フォード、カール・ハウマン、トレヴァー・レアード、ブライアン・ボーヴェル、ヴィクター・ロメロ・エバンス、アーチー・プール、T.ボーン・ウィルソン
楽曲参加アーティスト:アスワド、ジャー・シャカ、デニス・ボーヴェル、ジョニー・クラーク、ジャネット・ケイetc
脚本:マーティン・ステルマン、フランコ・ロッソ
撮影:クリス・メンゲス
音楽:デニス・ボーベル、アスワド
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム