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42-50 火光(かぎろい)

上映中~12月15日(木)※上映終了

日時

上映中~12月15日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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自主映画からキャリアをスタートさせた深川栄洋が
原点回帰の新しい自主映画の取り組みを始めた
return to mY selFプロジェクトの第2弾。

自主映画からキャリアをスタートさせて以降、『白夜行』や『神様のカルテ』、「桜のような僕の恋人」「和田家の男たち」など映画やテレビなど数々の作品を手掛けてきた深川栄洋監督。そんな深川監督が、2019年から作り始めた2つの異なる自主映画作品を「sideA」「sideB」と称して連続して公開する取り組み=return to mYselF プロジェクトを立ち上げた。「sideA」として発表する『42-50 火光(かぎろい)』は、子どもの頃は売れていた42歳・女優の佳奈と、脚本家の50歳の夫・祐司、ミドル世代に差し掛かった夫婦が、不妊治療というストレス、難病で死に向かう父、問題を複雑化させる姉妹、我が儘を拗らせる親たちなど切実な問題に葛藤する姿をユーモアを交えて描くヒューマン・ドラマだ。子役の頃は売れていた女優・佳奈を演じたのは、『櫻の園』の宮澤美保。そして深川がモデルとなっている脚本家・祐司役には、劇団花組芝居の桂憲一。そして、脇を固めるのは、白川和子、加賀まりこ、柄本明という実力派俳優たち。監督と、監督の妻でもある宮澤が、結婚後3年の間に起きたことがベースの私小説的な作品となっている。

【STORY】
50歳、祐司は脚本家。
42歳、佳奈は女優。
2人は2年前に結婚した夫婦であり、夫の母と同居している。

佳奈は最近、自分の演技に限界を感じていた。「子供を産んだことのない自分には、母親の役が上手く出来ない」と。
夫の祐司とは積極的に子作りを意識していなかったが、家族会議で不妊治療を始めることになる。夫婦は不妊治療の現実を知ると、42歳はかなり遅いスタートになったと理解する。色んな情報や困難に悩みながらも、子供という希望が二人の日々を明るくしてく。しかし、ある時、佳奈の父、徹(69)が難病指定のA L Sを発症していることが分かる。夫婦の生活は不妊治療と難病の父を支える日々。ストレスが重なる加奈は、同居する祐司の母、容子とボタンの掛け違いを生んでいく。「姑と妻の問題」に直面した祐司は、離れて暮らす姉妹に相談するが、「二人の小姑」の存在は問題をより複雑に炎上させていく。 ミドル世代に差し掛かる夫婦には、若い夫婦よりも2倍3倍のストレスが降りかかる。不妊治療というストレス、難病で死に向かう父、問題を複雑化させる姉妹、我が儘を拗らせる親たち…。東京で暮らす夫婦の実態を見つめた映画を通じて、観客は日本人の今(リアル)を知ることができる。結婚について、親と子について、妊娠について、死について、私たちは答えを出せるのだろうか…

『42-50 火光(かぎろい)』(2022/日本/94分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch)
監督・脚本:深川栄洋
出演:宮澤美保、桂憲⼀、白川和子、吉田幸矢、須永千重、八木さおり、棚橋ナッツ、春日井静奈、古山憲太郎、梅里アーツ、市原洋、加賀まりこ、柄本明
製作・配給:スタンダードフィルム
配給協力:ポレポレ東中野