第72回カンヌ国際映画祭脚本賞&クィアパルム賞受賞!
あまりに激しく圧倒的な愛に心震える、映画史に残る愛の物語。
本作は、シャーリーズ・セロンが「この映画を本当に愛している」と絶賛し、ブリー・ラーソンは「後世に残したい作品」に本作を挙げ、天才監督グザヴィエ・ドランを「こんなにも繊細な作品は観たことがない」と夢中にさせるなど、今を煌めく映画人を虜にしている話題作。
監督は本作で長編映画5作目ながらにして輝かしい受賞歴を誇るセリーヌ・シアマ。マリアンヌには本作でセザール賞にノミネートされたノエミ・メルラン。エロイーズにはシアマ監督の元パートナーで、セザール賞2度受賞のアデル・エネル。フランスで今最も熱い称賛をまとう女優だ。
そのひとの眼差しを、唇を、微笑みを、そして別れの瞬間の姿を思い出すだけで、息が止まるほど愛おしく切なく、蘇る情熱が命を満たす。
そんな鮮烈な恋の、決して消えることのない燃ゆる炎を描く、忘れ得ぬ愛の物語が誕生した。
【STORY】
18世紀、フランス、ブルターニュの孤島
望まぬ結婚を控える貴族の娘と、彼女の肖像を描く女性画家
結ばれるはずのない運命の下、10日間の恋が永遠に燃え上がる
画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。だが、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。身分を隠して近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島を共に散策し、音楽や文学について語り合ううちに、恋におちる二人。約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していた──。
『燃ゆる女の肖像』 (2019年/フランス/122分/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/PG12/原題:Portrait de la jeune fille en feu/英題:Portrait of a Lady on Fire)
監督・脚本:セリーヌ・シアマ(『水の中のつぼみ』)
出演:アデル・エネル(『午後8時の訪問者』)、ノエミ・メルラン(『不実な女と官能詩人』)
字幕翻訳:横井和子
配給:GAGA
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