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ミラクルシティコザ

上映中~2月24日(木)※上映終了

©2021 Office Crescendo

日時

上映中~2月24日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

第3回未完成映画予告編大賞グランプリ・堤幸彦賞受賞作

1970年と現代が沖縄市コザで交錯する
タイムスリップ・ロックンロール・エンターテイメント

傑作映画のプレゼンとなるような「3分以内の予告編」映像を、国籍・プロ・アマ問わず広く一般から募集する映像コンテスト<未完成映画予告編大賞 MI-CAN>。その第3回において、グランプリと堤幸彦賞に輝いた作品を基に、沖縄市出身の平一紘監督が桐谷健太を主演に迎えて、コザや沖縄ロックの歴史、米軍への70年代当時の想い、そして今の魅力をたくさん盛り込み作り上げたのが、本作『ミラクルシティコザ』である。

伝説のバンドʻ紫ʼの全面協力︕

1970年、日本復帰前の沖縄にて結成。1975年大阪万博記念公園に於けるライブで圧倒的なパフォーマンスを見せつけ、「紫」の名前は⼀躍全国へ。翌年には1stアルバム「MURASAKI」、立て続けに2ndアルバム「IMPACT」を発表し日本のロック史に風穴を開けた。当時の人気は凄まじく、1977年の音楽誌「ミュージックライフ」では、国内グルーブ部門で1位を獲得するほどだった。
『ミラクルシティコザ』では、ジョージ紫を筆頭とするメンバーが、ストーリーに共感して、代表曲を提供、劇中で登場するバンドのライブ音源を新たにレコーディングした。劇伴音楽はベーシストのChrisが担当。ボーカリストのJJは、印象的な役どころでの出演も果たしている。また、脚本執筆にあたり、1970年当時の「紫」が体験した破天荒なエピソードが脚本に盛り込まれた。そして、当時のライバルバンドであるコンディション・グリーンの楽曲も採用されている。

【STORY】

ロックスターだったハルが、孫に託した、最後の夢

沖縄市コザ、かつては隆盛を極めた街だが、現在ゴーストタウンの一歩手前!? そこで暮らす翔太は、特にやりたいこともなく、惰性な日々を過ごしていた。彼にはちょっと変わった祖父(ハル)がいた。ハルは、かつて、ベトナム戦争に向かう米兵たちを熱狂させた伝説のロックンローラーだった。ある日、自慢の祖父ハルを交通事故で亡くし、失意の翔太の前に現れたのは、なんと死んだはずの祖父。「やり残したことがある」とハルが翔太の体をのっとると、翔太の魂は、タイムスリップして1970年のハルの体へ入ってしまう。翔太はロックンローラーだったハルとして、ベトナム戦争特需に沸く70年代の沖縄で、驚きの真実を知り、未来へのサプライズを仕掛けようとするが……。

◆沖縄 第二次世界大戦から日本復帰への道
1945年…米軍が沖縄上陸。 3ヶ月にわたる戦闘により日米双方で20万人、県民の4人に1人が犠牲に。
1946年…米軍部は太平洋地域の安全保障のため沖縄を信託統治下にと主張。日本の新憲法も沖縄には適用されず。冷戦の激化に伴い米国は日本非武装化から軍事同盟国の育成へと方針を転換、沖縄の基地建設が本格化。
1952年…日本が独立国として国際社会復帰する一方、沖縄は正式に日本から分離、米国の施政権下に。軍事優先政策と日米どちらにも属さないあいまいな立場は、住民を復帰運動へと駆り立てたが、米軍による弾圧を受ける。
1960年代…日米両政府による返還交渉がスタート。
1969年…沖縄の日本復帰が正式に決定。
1970年…コザ暴動。米兵の起こした3件の交通事故が発端となりアメリカ軍車両、施設に対する焼き討ち事件発生。
1972年…沖縄が正式に日本に復帰。しかし日米交渉の結果は多くの住民が求めていた“基地の無い平和な沖縄”とは程遠く、複雑な思いを抱えた状態での日本復帰となった。基地問題は今日まで続く。
2022年…沖縄日本復帰50周年。

『ミラクルシティコザ』(2021年/119分/シネスコ/5.1ch/G)
監督・脚本:平⼀紘
出演:桐谷健太、大城優紀、津波竜斗、小池美津弘、津波信⼀、神崎英敏、アカバナー青年会、渡久地雅斗、山内和将、玉代勢圭司、山城智⼆、城間やよい、喜舎場泉、岸本尚泰、平隆人、ニッキー、ベンビー、南里美希、渡辺光、小川深彩、山田行、宮城夏鈴、新垣晋也、西平寿久、粒マスタード安次嶺、けいたりん、西平孝架、らむちゃん、饒波正庸
主題歌:ORANGE RANGE「エバーグリーン」(スーパーエコーレーベル/スピードスターレコーズ)
製作:長坂信人
エグゼクティブプロデューサー:神康幸
プロデューサー:大城賢吾、松永弘⼆
共同プロデューサー:服部洋
ラインプロデューサー:金森保
音楽プロデューサー:横澤匡広
音楽:Chris
撮影:砂川達則
照明:鳥越博文
録⾳:横澤匡広
DIT:小野寛明
美術デザイン:林チナ
美術:濱田智有希
スタイリスト:むらたゆみ
ヘアメイク:比嘉みみ、新垣文望
制作担当:米原直樹
監督補:東條政利
助監督:丹野雅仁
キャスティング:新江佳子
編集:又吉安則
⾳響効果:佐藤祐美
VFX:平良隆⼀
宣伝アート:加藤正憲
アシスタントプロデューサー:眞栄城守人
協賛:沖縄ファミリーマート、セカンドストリート
協力:沖縄市、沖縄市KOZAフィルムオフィス、7th Heaven KOZA
特別協力:ジョージ紫、紫(MURASAKI)
制作プロダクション:PROJECT9
配給:ラビットハウス