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ジギー・スターダスト Ziggy Stardust and the Spiders from Mars

上映中~2月10日(木)※上映終了

© Jones、Tintoretto Entertainment Co.,LLC

日時

上映中~2月10日(木)※上映終了

料金

【特別料金】一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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変わるんだ 大人になっても変化しろ

デヴィッド・ボウイ生誕75年&「ジギー」誕生50年記念公開
デヴィッド・ボウイ伝説の始まりを告げた至高のライヴ映画!

5年後に滅びようとする地球に異星からやってきたスーパースター「ジギー・スターダスト」に25歳のデヴィッド・ボウイが扮し、ロック・スターとしての成功からその没落、絶望から復活までを壮大に描いたコンセプト・アルバム『ジギー・スターダスト』。2022年は、ボウイ自身をスーパースターに押し上げた、このロック史上屈指の名盤が1972年に誕生して50周年となる。

本映画『ジギー・スターダスト』は、ボウイが1972年から73年にかけてイギリス、アメリカ、日本で行った長期ツアーの最終公演、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での伝説的なライヴを撮影したドキュメンタリーで、ボウイ自身が製作に関わった生涯最高のライヴ映画だ。この時のステージ衣装にはロンドンでコレクションを発表して間もない27歳の山本寛斎が参加。監督はボブ・ディランの『ドント・ルック・バック』で、音楽ドキュメンタリーの歴史に一線を画した、アカデミー賞名誉賞受賞監督D.A.ペネベイカー。全曲の歌詞翻訳を含む字幕はシュガーベイブのベーシストだった寺尾次郎。

ボウイが2016年、寺尾次郎が2018年、ペネベイカーが2019年、山本寛斎が2020年、相次いでこの世を去っていったが、50年目の「ジギー・スターダスト」は永遠の命をさらに輝かせ、未来を見失いそうな地球人を挑発し、あらためて勇気を奮い立たせてくれることだろう。

デヴィッド・ボウイ David Bowie(1947-2016)

1947年1月8日、英ロンドン南部ブリクストン生まれ。本名デヴィッド・ロバート・ジョーンズ。
67年、デビューアルバム『David Bowie』を発表。69年のアルバム『スペイス・オディティ』のヒットを経て、72年『ジギー・スターダスト』をリリース。グラムロックの旗手として人気を拡大、日本を含む大規模なワールドツアーを敢行。その後分身ともいえる「ジギー・スターダスト」という人格を封印、アメリカに拠点を移す。映画『地球へ落ちてきた男』(1976年、ニコラス・ローグ監督)に出演。ジョン・レノンとの共作シングル『フェイム』で初の全米1位を獲得する。
77~79年にベルリンに移住し、のちに「ベルリン三部作」と呼ばれるアルバム『ロウ』『ヒーローズ』『ロジャー』を発表。
再度アメリカに戻り83年『レッツ・ダンス』で名プロデューサー、ナイル・ロジャースを起用、全米4位、全英1位というキャリア最大のメガヒットを記録した。またその頃、『ハンガー』(1983年、リドリー・スコット監督)、『戦場のメリークリスマス』(1983年、大島渚監督)、『ラビリンス、魔王の迷宮』(1986年、ジム・ヘンソン監督)など映画の話題作への出演が相次ぐ。
89~91年頃のロック・バンド“ティン・マシーン”としての活動や、その後はソロとしてもコンスタントに新作を発表しワールドツアーも行ってきたが、2004年心臓麻痺による体調不良で活動を休止。約9年間シーンから遠ざかっていたが、2013年『ザ・ネクスト・デイ』で電撃復活を果たした。
2016年1月8日、69歳の誕生日に『★(black star)』を発表、その2日後の1月10日、死去。

『ジギー・スターダスト』

1972年6月16日に発売され、デヴィッド・ボウイがロック・スターの地位を不動にした、ロック史上に燦然と輝く永遠のマスター・ピース! 異星から、5年後に滅びる地球を救うためにやってきた架空のスーパースター「ジギー・スターダスト」にボウイが扮し、ロック・スターとしての成功からその没落までを壮大に描いたコンセプト・アルバム。音楽、舞台、美術、衣装、パントマイム、そして日本の歌舞伎まで、様々なカルチャーをボウイの感性を軸に見事に融合させた。ボウイ自身による「バイセクシャル」宣言や、宇宙人を思わせる奇抜な衣装やメイク、パフォーマンスによって「ジギー」はファンの間でロック・シーンのワン・アンド・オンリーな存在として神格化された。「ジギー」の曲をはじめてラジオで聴いた子どもの視点で歌い、英国中の若者を熱狂させた名曲『スターマン』、ジギーのバック・バンドの目線でジギーの隆盛と没落の物語を描き出した『屈折する星くず』、そして絶望からの復活を叫ぶ『ロックン・ロールの自殺者』まで、一分の隙もないジギー・ワールドが展開される。その後のロック・シーンのみならずカルチャー全体に計り知れない影響を及ぼし続けている。


映画の演奏曲目

1 君の意志のままに
2 屈折する星くず
3 あの男を注意しろ
4 フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年
5 すべての若き野郎ども
6 ユー・プリティ・シングス
7 月世界の白昼夢
8 チェンジス
9 スぺイス・オディティ
10 私の死
11 気のふれた男優
12 時間
13 円軌道の幅
14 夜をぶっとばせ
15 サフラジェット・シティ
16 ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
17 ロックン・ロールの自殺者

※実際には「ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート」の後、ジェフ・ベックが加わった3曲(「ジーン・ジニー」「ラヴ・ミー・ドゥ―」「ラウンド・アンド・ラウンド」が演奏されたが、ベックからの要望によって映画では省かれた。

『ジギー・スターダスト』(1973年(サウンドリミックス・デジタルレストア:2002年)/イギリス/90分/PG12)
監督:D.A.ペネベイカー
出演:デヴィッド・ボウイ(ヴォーカル、ギター)、ミック・ロンソン(ギター、ヴォーカル)、トレヴァー・ボーダー(ベース)、ウッディ-・ウッドマンジー(ドラムス)
バックステージ出演:アンジェラ・ボウイ(デヴィッド・ボウイの当時の妻、映画監督ダンカン・ジョーンズの母)、リンゴ・スター
撮影:ジム・デズモンド、マイク・デイヴィス、ニック・ドーブ、ランディ・フランケン、D.A.ペネベイカー
編集:ロリー・ホワイトヘッド
音楽ミックス:トニー・ヴィスコンティ、ブルース・ターゲセン
衣装:フレディ・バレッティ、山本寛斎
メイク:ピエール・ラロシュ
製作:トニー・デフリーズ
字幕:寺尾次郎
配給:オンリー・ハーツ