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『春』/【同時上映】『リッちゃん、健ちゃんの夏。』

12月17日(金)、19日(日)、21日(火)、23日(木)※上映終了

©AOI Pro.

日時

12月17日(金)、19日(日)、21日(火)、23日(木)※上映終了

料金

【特別料金】一般¥1,500/シニア¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

認知症の祖父と二人暮らしをする美大生の、1年間の物語。

『春』は、3年間祖父と二人暮らしをし、美術大学を卒業し、現在CMなどのディレクターとして活躍する大森監督自身の経験を元に、祖父を介護する美大生の心情を繊細に描いた秀作。認知症が進む祖父に、イライラが募った主人公が思わずしてしまう行動など、監督が過去に抱いたであろう、他人には見せたくないような汚い感情も逃げずに描いたリアリティが、観る者に突き刺さる。主人公・アミを演じ、初主演を飾ったのは、NHK連続テレビ小説「エール」の主人公夫婦の一人娘役、「コントが始まる」の有村架純の妹役や『泣く子はいねぇが』、『街の上で』などで注目を集める古川琴音。20年間劇団東京ヴォードヴィルショーの中心メンバーとして活躍し、舞台を中心に活動をしている花王おさむが祖父を、『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(監督:大林宣彦)で被曝ピアノを演奏した加藤才紀子がアミのアニメオタクの同級生・橋本を演じている。

【STORY】

祖父(花王おさむ)の家に居候して二人暮らしをしている、美大生のアミ(古川琴音)。いつも満州に行ったことを自慢気に話す祖父を、「衛生兵だったんでしょ。私も戦争したよ、受験戦争」と馬鹿にするアミは、翌年に就活を控えている。アニメオタクの同級生・橋本(加藤才紀子)が我が道を行く一方、アミは、自分の描きたいものを描くのではない”広告”の課題に苦戦し、自信を喪失していく。同時に家では、どんどんボケていく祖父にイライラが募り、アミはとうとうキレてしまうが、ある日、初めて聞く祖父の話に気持ちが動き…

『春』(2018年/日本/カラー/16:9/DCP/27分)
監督・脚本:大森歩
出演:古川琴音、花王おさむ、加藤才紀子、西智子、伊勢田世山、松山茂雄
プロデューサー:穴久保亮、谷内恒太
アソシエイトプロデューサー:伊藤太一
制作進行:松重涼子
撮影:安藤広樹
照明:重黒木誠
助監督:長田亮
美術:佐藤彩
編集:対馬天伸
MA:吉川貴人
配給:アルミード


長崎県佐世保市の離島、黒島。
昔、潜伏キリシタンがいた十字架(クルス)の島。
ここで自給自足の暮らしをするリッちゃんと健ちゃんにはある秘密があった。

『リッちゃん、健ちゃんの夏。』は、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録された「黒島の集落」を舞台に、女子中学生と国語教師の淡い恋を描いたラブストーリー。渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保のオリジナル短編映画として佐世保市で制作された本作で、大森監督は、愛の強さを試される女子中学生と国語教師の特別な関係性を描く。あいち女性国際映画祭ほか3つの映画祭にてグランプリを受賞し、文化庁メディア芸術祭2020審査員推薦作品に選ばれた。中学生の主人公・リッちゃんを演じるのは、現在カネボウ「KATE」などのモデルを務めており、撮影当時は大学1年だったという武イリヤ。国語教師の健ちゃん役でこちらも映画初主演作となったのは、『ナポレオンと私』の笈川健太。黒島の美しい実景を優しく彩る、寺尾紗穂の主題歌『あの日』も必聴である。

【STORY】

佐世保市在住の中学2年生のリッちゃんは、両親の離婚で、2学期から東京への転校が決まって
いる。夏休みの間に、恋する国語教師の健ちゃんを追って黒島にやってきたリッちゃん。
迫害された潜伏キリシタンが逃げた黒島で、死んでもいいと思うほど愛する健ちゃんとの淡い
恋は実るのか…

『リッちゃん、健ちゃんの夏。』(2019年/日本/カラー/2Kビスタ/DCP/30分)
脚本・監督:大森歩
出演:武イリヤ、笈川健太、大國千緒奈、藤原隆介
プロデューサー:角谷淳
制作進行:松重涼子
撮影:高橋大祐
照明:野田真基
助監督:長田亮、大人雫
美術:佐藤彩
編集:原田衣織
録音MA:松崎清春 
主題歌:「あの日」寺尾紗穂 P-VINERECORDS
配給:アルミード