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いとみち

上映中~9月16日(木)

©2021「いとみち」製作委員会

日時

上映中~9月16日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

第16回大阪アジアン映画祭グランプリ&観客賞W受賞
オール青森ロケ。鬼才横浜聡子監督が「市井の人々」を描いた最高傑作。

少女よ、駆け抜けろ!

「おらんどみんな不確かだ。生きるってそういうことだべ。みんなで頑張るべや。」

心を震わす日本のソウルミュージック——津軽三味線がつむぐ珠玉の人間ドラマ。祖母、父と共に三世代で暮らし、家族愛に包まれていた少女が、社会の荒波をたくましく生きる人たちとふれあい、成長する——。映画化され大ヒットした『陽だまりの彼女』の原作者である越谷オサムのベストセラー青春小説『いとみち』(新潮文庫刊)がついに映画化!脚本・監督は『ウルトラミラクルラブストーリー』『俳優 亀岡拓次』などで知られる青森出身の鬼才・横浜聡子。

ぶっきらぼうな中に、凛とした意志を感じさせるヒロイン・いとを演じたのは主演2作目の駒井蓮。未経験の津軽三味線を1年かけて猛特訓し、劇中で演奏に挑んだ。シングルファーザーで民俗学者の耕一役には名優 豊川悦司。幼くして母親を亡くした思春期の娘の自立に動揺しながらも、懸命に寄り添おうとする父親を演じた。父娘それぞれが不器用に生き方や愛の形を探り、すれ違いながらも、再び親子の絆を結び直していく。

シングルマザー、若者の困窮、友人関係・・・格差社会や女性問題など、現代が抱える社会問題がさりげなく盛り込まれているが、我々に与える感動はシンプルだ。「けっぱれ」(津軽弁で「頑張れ」)という方言が熱くストレートに胸に迫る。どこを切っても本物の味。先の見えない時代に贈る至上の人間賛歌が、津軽の雄大な地に鳴り響く——。

【STORY】

「人が歩げば道ができ、道を振り返れば歴史という景色が見えるど言う。わあの歴史はまんだ、どこさも見当たらね」
青森県弘前市の高校。日本史の授業で音読をあてられ、相馬いと(駒井蓮)はこの世代には珍しく激しい津軽弁で、みんなから笑われる。訛りと人見知りで本当の自分を見せることができず、友人もいない。得意だったはずの津軽三味線も気乗りせず、弾かないままずっとしまい込んでいる。

そんなもやもやした日々を過ごすいとが意を決して始めたアルバイト先は、なんとメイドカフェ!五能線と奥羽本線を乗り継ぎ”大都会”青森市へ。津軽メイド珈琲店には、やたら丁寧な店長の工藤優一郎(中島歩)、強気なシングルマザーの葛西幸子(黒川芽以)、漫画家を目指している福士智美(横田真悠)がいた。いとはメイド服はばっちり似合って喜んだものの、キメ台詞が言えない。「お、お、おおんがえりなさいませ、ご、ごすずんさま!」。オーナーの成田太郎(古坂大魔王)はその不気味さでびびるいとに「絆」をアツく語る。

ある日、テレビのニュースで成田が逮捕されたことが報じられ驚愕するいと。突然のメイドカフェ廃業の危機に、いとが立ち上がった。「わあ、好ぎだ人だぢど、ずっと一緒に働きてえです。まんだいっぺえお客さんさ来てもらいてえんです。三味線弾がせでください!」。

【津軽三味線とは】
津軽三味線の原型は、新潟から「ゴゼ」と呼ばれた盲目の女性たちが門づけしながら津軽に流れたのが始まりといわれている。「ボサマ」と呼ばれる盲目の門づけ芸人が家の前で三味線を弾き、唄を歌い、お金や食べ物を貰う門づけから生まれた津軽三味線は、明治時代に民謡の伴奏となり、戦後の民謡ブームの頃に、「津軽三味線」と名付けられ全国へと普及し、民謡の伴奏楽器から単独楽器としての文化を確立してきた。音色は、地吹雪のような音、過酷な運命に立ち向かうような音、そして妖艶な響き、また、風や海、自然音を描写する、様々な表情がある。

『いとみち』(2021年/116分/G/日本)
脚本・監督:横浜聡子
出演:駒井蓮、豊川悦司、黒川芽以、横田真悠、中島歩、古坂大魔王、ジョナゴールド(りんご娘)、宇野祥平、西川洋子
原作:越谷オサム『いとみち』(新潮文庫刊)
音楽:渡邊琢磨
エグゼクティブプロデューサー:川村英己
プロデューサー:松村龍一
撮影:柳島克己
美術:布部雅人、塚本周作
照明:根本伸一
録音:岩丸恒
編集:普嶋信一
音響効果:渋谷圭介
スタイリスト:藤野麻矢
ヘアメイク:澤田久美子
助監督:松尾崇
制作担当:大川哲史
協力:青森県弘前市、青森県北津軽郡板柳町、青森県平川市
企画協力:新潮社
制作プロダクション:ドラゴンロケット
宣伝:Lem
配給:アークエンタテインメント
製作:アークエンタテインメント、晶和ホールディング、日誠不動産、RAB青森放送、東奥日報社、ドラゴンロケット