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オテサーネク【ヤン・シュヴァンクマイエル監督 レトロスペクティブ】

上映中~5月19日(水)※上映終了

日時

上映中~5月19日(水)※上映終了

料金

【特別料金】一般¥1,500/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア¥1,300/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,000/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/半券割引¥1,200

詳細 DETAIL

チェコの民話『オテサーネク』は子どものいない夫婦が、木の切り株を子どもとして育て、子どもがおかゆ、犬、農夫と次々飲み込んでいくお話。これを不妊の夫婦の現代の寓話と読み替え、『アリス』や『地下室の怪』同様少女の視点から描く。ホラーク氏が冗談のつもりで妻に与えた木の切り株の人形を 妻はオティークと名付け異常な熱意で可愛がる。現代の寓話はグロテスクで、飼い猫が消え、郵便配達夫も福祉課の職員もオティークの餌食となる。木の切り株を何体も用意、コマ撮りし、CGを使用したのは授乳シーンのみという。

チェコのグリムと評される19世紀の作家でありフォークロア研究家でもある、カレル・ヤロミール・エルベンによる作品の中でも、特に親しまれている“オテサーネク”。本作は物語の舞台を現代に置き換え、実写にアニメーションを交えることでシュヴァンクマイエル風味を存分に効かせた異色ダークファンタジー。巨大化し暴走する切り株の子“オティーク”に為す術もない両親、そんな家族を監視し続ける少女…“オティーク”の前に立ちはだかるのは?そしてラストシーンの先に観客が見るものとは。

『オテサーネク』(Otesánek/2000年/132分/スタンダード/PG-12)
監督・脚本:ヤン・シュヴァンクマイエル
原案:ヤン・シュヴァンクマイエル(民話「オテサーネク」のモチーフにもとづく)
美術:ヤン・シュヴァンクマイエル、エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー
撮影:ユライ・ガルヴァーネク
アニメーション:ベドジフ・グラセル、マルチン・クブラーク
編集:マリエ・ゼマノヴァー
音響:イヴォ・シュパリ
プロデューサー:ヤロミール・カリスタ
出演:ヤン・ハルトル(ホラーク)、ヴェロニカ・ジルコヴァー(ホラーク夫人)、クリスティーナ・アダムツォヴァー(アルジュビェトカ)、パヴェル・ノヴィー(アルジュビェトカの父)、ヤロスラヴァ・クレチュメロヴァー(アルジュビェトカの母)、ダグマル・ストシーブルナー(管理人)、イジー・ラーブス(警官)
配給:チェスキー・ケー