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Eggs 選ばれたい私たち Wasted Eggs

上映終了

©「Eggs 選ばれたい私たち」製作委員会

日時

上映終了

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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本作の公開を記念し、ご来場の方にポストカードをプレゼント致します!
※先着順、無くなり次第終了


結婚も出産もしなくても、子供ができるとしたら―?

産まなくても「母になりたい」と願い、彼女たちはこれからも生きていく

子どものいない夫婦に卵子を提供するエッグドナー(卵子提供者)に志願した独身主義者の純子。
そのドナー登録説明会で、偶然、従姉妹の葵に再会し、彼女がレズビアンであることを知った。
恋人に家を追い出された葵は、純子の家に転がり込み、2人の少し奇妙な共同生活が始まった。

エッグドナーとは、子どものいない夫婦に卵子を提供するドナー制度のこと。選ばれれば、ハワイやマレーシアなどの海外で卵子を摘出し、謝礼金がもらえる。
選ぶのは、子供を希望する夫婦。そして、エッグドナーには30歳までという年齢制限がある。わずか数カ月で30歳を迎える純子は、それでもドナー登録をすることに決めた。
純子と葵は、どちらが選ばれるかという期待と不安を感じながらも、いつしか「遺伝子上の母になりたい」という同じ目的に向かって<選ばれる>為に、新たな生活を始めようとするのだった。

監督の川崎僚は、自身の経験や体験を織り交ぜなら、結婚や出産を希望していない30歳目前の女性、そしてレズビアンの女性という対照的な2人の人物を通して、社会から求められる女性像と実像のずれに悩みながらも、それでも「母になりたい」と願う彼女たちを等身大に描いてみせた。
本作は、2018年タリン・ブラックナイツ映画祭で日本映画唯一のコンペティション作品に選出。同年の招待上映作品「万引き家族」とともに、日本の社会問題を扱った話題作となった。

【STORY】

産みたくない。けど、残したい。

派遣で事務の仕事をしている近藤純子(29)は独身主義者。将来、結婚する気も、子どもを産む気もない。しかし、このまま独身を貫き、10年後20年後に子どもを産まなかったことをいつか後悔するのかもしれないと考え、その後悔が少しでもやわらげばと思い、エッグドナーに登録することにした。
エッグドナーとは、子どものいない夫婦に卵子を提供するドナー制度のこと。プロフィールを提出して、選ばれれば、ハワイやマレーシアなどの海外で卵子を摘出し、謝礼金がもらえる。年齢制限の30歳までわずか数ヶ月だったが、純子は登録することにした。
その登録説明会で、純子は偶然、従姉妹の矢野葵(25)に再会する。彼女は恋人と別れて同棲していた家を出て、行くところがないという。その恋人というのが女性だと知り、驚く純子。レズビアンの葵に対して「偏見はない」と伝えるが、ぎこちない雰囲気になってしまった。
そんな葵に、エッグドナーに登録したことを母親に内緒にする代わりに居候させて欲しいと言われ、純子は断れなかった。こうして、二人の奇妙な共同生活が始まった。
久しぶりの再会ということ、そして葵の少しワガママな態度から、二人の生活はなかなかうまくいかなかった。そんなある日、二人は偶然、同じ時期に生理になった。
葵が「生理はムダだ」というのを聞き、純子はレズビアンの葵も自分も子どもを産まない=女性としての役割の一つを果たさないという意味で、同士であることに気付いた。
それをきっかけに、二人は意気投合し、ともにエッグドナーに選ばれ、遺伝子上の母になることで、生物学上の女としての義務を果たそうと誓い合ったのだが…

『Eggs 選ばれたい私たち』(2018/日本/70分/DCP/シネスコ)
監督・脚本:川崎僚
出演:寺坂光恵、川合空、三坂知絵子、新津ちせ、湯舟すぴか、みやべほの、見里瑞穂、斉藤結女、荒木めぐみ、鈴木達也、生江美香穂、高木悠衣、森累珠、加藤桃子、すズきさだお、松井香保里
撮影:田辺清人
録音:中島浩一
照明:田辺清人
音楽:小林未季
配給・宣伝:ブライトホース・フィルム