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パリのどこかで、あなたと Deux moi/Someone, Somewhere

上映中~3月25日(木)※上映終了

© 2019 / CE QUI ME MEUT MOTION PICTURE - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA

日時

上映中~3月25日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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こんな時代だからこそ、人の温もりを感じたい。SNSでは埋められない孤独や不安。

本当の愛を知らないすべての大人たちへ―

『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(13)からなる〝青春三部作″や、『おかえり、ブルゴーニュへ』(17)など、都会や田舎を舞台に、ごくありふれた人々とその日常を映し出してきたセドリック・クラピッシュ。現代フランス映画界を代表する人気監督の彼が、パリを舞台に不器用に生きる2人の男女の成長と出会いを描く。
本作は、SNSでは埋められない孤独や、仕事に対する不安を抱える男女が、葛藤しながらも過去を受け入れ前進する姿を描いた物語。“都会に暮らす大人”たちが抱える悩みや寂しさを、30歳という人生の節目の年齢を迎えた男女を通して丁寧に映し出した。

がんの免疫治療の研究者として働く傍ら、プライベートではマッチングアプリで一夜限りの恋を繰り返すも、ありのままの自分をさらけ出すことができずに悩むメラニーを、フランスの映画・テレビ・演劇界で活躍するアナ・ジラルドが演じ、過去の心の傷と向き合う一人の女性を繊細に表現した。
また、倉庫で働くおとなしい性格のレミーを演じるのは、第72回カンヌ国際映画祭で将来の活躍が期待される若手俳優に贈られるショパール・トロフィーを受賞し、フランスでいま人気急上昇中のフランソワ・シヴィル。仕事に悩みやストレスを抱えながらも前向きに生きようともがくひたむきな男性を演じた。
クラピッシュ監督の『おかえり、ブルゴーニュへ』(17)で姉弟役を演じて2度目の共演となる2人。本作では、隣り合うアパートメントで暮らしながらも、お互いのことを知らないが同じように悩みを抱える男女という、現代の“都会”を象徴するような若者の姿を体現してみせた。都会の喧騒の中で孤独や不安を抱えながら生きる大人たちへ。コロナ禍で人との距離を感じてしまうこんな時代だからこそ、“運命の出会い”や“心安らぐ本当の愛”とは一体何なのかを見つめ直すキッカケを与えてくれるに違いない。

【STORY】

パリに暮らす不器用な男女の出会いを描くフレンチ・ラブストーリー!

パリの隣り合うアパートメントでひとり暮らしをしている30歳のメラニーとレミー。がんの免疫治療の研究者として働くメラニーは、元恋人との恋愛を引きずりながらも仕事に追われる日々を過ごしていた。一方、倉庫で働くレミーは、同僚が解雇されるも自分だけ昇進することへの罪悪感とストレスを抱えていた。その影響から、メラニーはいくら寝ても寝足りない過眠症に、レミーは眠れない不眠症に苦しむ日々が続き、2人はそれぞれセラピーに通い始める。
そんな中、友人からマッチングアプリを勧められたメラニーは、出会った男性たちと一夜限りの関係を繰り返していたが、過去の失恋で空いた心の穴を埋められずに思い悩む。かたや、元同僚への罪悪感を抱えながら孤独な日々を送るレミーは、職場で出会った女性とデートをするも、うまく距離を縮めることができない。
都会の喧騒の中で、同じ電車に乗り、同じ店で買い物をして、同じように孤独を埋められない2人は、道ですれ違うことはあっても知り合うことはない。世界で最も美しい街・パリに住む2人の人生が交わることはあるのか? そして、その出会いは2人の人生を変えるものとなるのか?

『パリのどこかで、あなたと』(原題:Deux Moi/英題:Someone, Somewhere/2019年/フランス/111分/フランス語/ビスタ/カラー/5.1ch/PG12)
監督・脚本:セドリック・クラピッシュ
出演:アナ・ジラルド、フランソワ・シヴィル
提供:木下グループ 
配給:シネメディア