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サンダーロード

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料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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詳細 DETAIL

サンダンス映画祭が熱狂した短編グランプリ受賞作から奇跡の長編が誕生。SXSW2018グランプリをはじめ世界中の映画祭を席巻し13冠を獲得。

監督・脚本・編集・音楽・主演と一人5役を務めたのは米映画界の新鋭ジム・カミングス。2016年サンダンス映画祭で圧倒的支持を受けグランプリを獲得した自身の短編『Thunder Road』を、満を持して長編化。アメリカを代表するロック・ミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンのアルバム『明日なき暴走』の冒頭を飾る名曲「涙のサンダー・ロード」がストーリーの起点となり、映画タイトルの由縁となっている。
先鋭的で世界的評価も高いアメリカ最大のインディペンデント映画祭である、毎年3月にテキサス州オースティンで行われるサウス・バイ・サウスウエスト (略記:SXSW) の2018年度グランプリを受賞し注目を集めた本作は、同年カンヌ映画祭ACID部門に正式出品するなど世界を席巻。シアトル国際映画祭、ナッシュビル映画祭などで戴冠、ドーヴィル・アメリカン映画祭では『ブラインドスポッティング』『アメリカン・アニマルズ』を打ち破ってグランプリを受賞。全米映画批評サイト・ロッテントマトでは満足度96%の高評価を獲得している。

【STORY】

妻と別居中。仕事も空回り。挙句の果てに娘の親権まで…。母の葬儀で踊り出した不器用で憎めない男の、切なくも心温まる「涙のサンダー・ロード」ムービー。

テキサス州の警官ジム・アルノーの愛する母親が亡くなる。葬儀が執り行われ、彼は遺族を代表してスピーチをするために参列者の面前に立つが、うまく話せず、ジョークを言ったり、口ごもったり。ついには娘のピンクのラジカセで、母が好んだブルース・スプリングスティーンの「涙のサンダー・ロード」を流し、歌に合わせて踊ろうとするが、それもラジカセの故障で失敗してしまう。無音のなか涙ながらに踊り出すジム。彼は、母親にとって出来そこないの息子だったと考え、生きている間に感謝を示せなかったことを悔いて、態度で自分の気持ちを表わそうとしたのだが…。
そんなジムは、私生活では崩壊した結婚生活の果てに妻ロザリンドとの離婚が成立し、小学4年生のひとり娘のクリスタルとは、週に3日だけ会う生活を送っていた。だが、娘とのコミュニケーションの仕方がわからず、話はかみあわない。
仕事も日常生活もまったく上手くいかないジム。酔っ払いの取り締まりで過剰な暴行をはたらき自宅送還され、いいところを見せようと追い詰めた立てこもり犯は自殺…。クリスタルの親権をめぐる調停で、母親の葬儀で踊る映像が奇行の証拠として提出されると、相棒の黒人警官ネイトに八つ当たりし、ついには警官を解雇されてしまう。
浮気相手とすでに同居し、顔を合わせることさえ嫌がる元妻、精神の不安定な妹、クリスタルは言動に問題を抱えていると伝えてくる娘の担任教師、彼の周囲は問題だらけ。幼少期のボーイスカウトの世界から抜け出せないジムは、何があっても前を向き、やり過ごしてきたが、ついにそうも言っていられなくなり…。不器用でキレやすい孤独な崖っぷち男が、娘との距離感に苦しみながらも親子の関係を築いていく、その先に迎えた涙の結末とは…。

『サンダーロード』(2018/アメリカ/カラー/92分/DCP/原題:Thunder Road)
監督・脚本・編集・音楽・主演:ジム・カミングス
撮影:ローウェル・A・マイヤ 編集:ブライアン・バンヌッチ
美術:ジョスリン・ポンダー 衣装:ミカエラ・ビーチ
出演:ケンダル・ファー、ニカン・ロビンソン、ジョセリン・デボアー、チェルシー・エドマンドソン、メイコン・ブレア、ビル・ワイズ