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【見逃した映画特集】ザ・スクエア 思いやりの聖域

上映中~7月30日(木)

© 2017 Plattform Produktion AB / Société Parisienne de Production / Essential Filmproduktion GmbH / Coproduction Office ApS

日時

上映中~7月30日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,000/UPLINK京都ユース会員¥900

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詳細 DETAIL

第70回カンヌ国際映画祭 最高賞パルムドール受賞
リューベン・オストルンド監督、最大の野心作

北欧の若き巨匠リューベン・オストルンド監督の最新作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は、第70回カンヌ映画祭にて衝撃のパルムドール受賞を果たし、以降もヨーロッパ映画賞で最多6部門を制覇、そして、第90回アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされるなど、現在各国の映画祭を席巻中! そして日本では、スウェーデンとの国交樹立150周年にあたる、記念すべき2018年に本作が公開となる。

全世界を巻き込んで話題騒然!?
あなたはもう、ただの観客ではいられない!

有名美術館のキュレーターが発表した展示作品「ザ・スクエア」が、世間に思わぬ反響を生み、とんでもない大騒動へと発展していく皮肉な運命の悲喜劇だ。主演は本作でブレイクを果たし、ヒット作『ドラゴン・タトゥーの女』の続編に出演決定したクレス・バング。共演にHuluのドラマシリーズ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞などを続々受賞、スターの階段を駆け上がるエリザベス・モス、『シカゴ』などの演技派ドミニク・ウェスト、謎のパフォーマー役に『猿の惑星』のモーションキャプチャーを務めたテリー・ノタリーらが脇を固めている。アート界を舞台に、現代社会を生きる人々が抱える格差や差別といった問題を抉り出し、本当の正義や生きていくことの本質を痛烈な笑いたっぷりに描き出す。主人公が窮地に追い込まれ、人間としての決断を迫られるたびに私たち観客は「自分だったら、どうするだろう…?」と考えずにはいられない。観る者すべての〈心〉が試される究極の問題作だ!

【STORY】

正義という名の落とし穴
理想どおりに生きることの難しさ

クリスティアンは現代美術館のキュレーター。洗練されたファッションに身を包み、バツイチだが2人の愛すべき娘を持ち、そのキャリアは順風満帆のように見えた。彼は次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示すると発表する。その中では「すべての人が平等の権利を持ち、公平に扱われる」という「思いやりの聖域」をテーマにした参加型アートで、現代社会に蔓延るエゴイズムや貧富の格差に一石を投じる狙いがあった。ある日、携帯と財布を盗まれてしまったクリスティアンは、GPS機能を使って犯人の住むマンションを突き止めると、全戸に脅迫めいたビラを配って犯人を炙り出そうとする。その甲斐あって、数日経つと無事に盗まれた物は手元に戻ってきた。彼は深く安堵する。一方、やり手のPR会社は、お披露目間近の「ザ・スクエア」について、画期的なプロモーションを持ちかける。それは、作品のコンセプトと真逆のメッセージを流し、わざと炎上させて、情報を拡散させるという手法だった。その目論見は見事に成功するが、世間の怒りはクリスティアンの予想をはるかに超え、皮肉な事に「ザ・スクエア」は彼の社会的地位を脅かす存在となっていく……。

『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(2017年/スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク/151分)
監督:リューベン・オストルンド
キャスト:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー
配給:トランスフォーマー