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【見逃した映画特集】たかが世界の終わり

上映中~9月10日(木)

(C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual

日時

上映中~9月10日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,000/UPLINK京都ユース会員¥900

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詳細 DETAIL

これが最後だなんて、僕たちは哀しいくらい不器用だった。
<愛と葛藤>を描き続けたドランが、<家族>をどう描くのか?

自らの死を告げるため、12年ぶりに帰郷した34歳の作家ルイ。
豪華キャストが一線を超えた演技で贈る現代の愛の物語

世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続ける美しき天才、グザヴィエ・ドラン。2009年の監督デビュー作『マイ・マザー』で未来を変えるアーティストと騒がれたのは19歳の時だった。その後も新作を発表するたびに、色彩と音楽でエモーションを揺さぶる独自の映像世界で観る者を驚喜させ、2014年には『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査員賞という栄冠も手に入れた。
本作でドランが切り撮るのは、愛しているのに傷つけ合う〈ある家族の1日〉。うまく想いを伝えられないその姿は、まさにミスコミュニケーションに陥った現代の家族そのものだ。眩いほどの才能に引き寄せられて集まったのは、ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイ。演技に人生を捧げた一流俳優たちが、12年ぶりに一堂に会した家族の時間を生きる。彼らが全力でぶつけ合う感情──怒りも憎しみも悲しみも、そのすべてが愛だと気付く時、私たちは絶望の中にこそ希望があると知る。進化を遂げたドランがたどり着いた答え、それはあなたを導く愛の物語。

【STORY】

愛が終わることに比べたら、たかが世界の終わりなんて

「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気作家のルイ。母のマルティーヌは息子の好きだった料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌは慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ、彼の妻のカトリーヌはルイとは初対面だ。オードブルにメインと、まるでルイが何かを告白するのを恐れるかのように、ひたすら続く意味のない会話。戸惑いながらも、デザートの頃には打ち明けようと決意するルイ。だが、過熱していく兄の激しい言葉が頂点に達した時、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる――――。

『たかが世界の終わり』(2016年/カナダ・フランス合作/99分/原題:Juste la fin du monde/PG-12)
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥー、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイほか
配給:ギャガ