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【見逃した映画特集】ラジオ・コバニ

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【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,000/UPLINK京都ユース会員¥900

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ISとの戦闘で瓦礫と化したシリア北部の街で、大学生のディロバンは手作りのラジオ局をはじめる

ラジオから聞こえる「おはよう」が、今日も街に復興の息吹を届ける

トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数カ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。
そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上げ、ラジオ番組「おはよう コバニ」の放送をはじめる。生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらす。

「戦争に勝者などいません。どちらも敗者です」

「未来のわが子へ。戦争に勝者などいません。どちらも敗者です」そう語るディロバンは、いつか生まれるであろうわが子、そして今後生まれてくる“コバニで何が起きたか知りたい全ての子供たち”に向けて、自分の街や家族、友人たちが受けた悲惨な物語を手紙につづる。
戦闘真っ只中の2014年から、コバニに復興の光が差し込み始めるまでの激動の3年間を追ったカメラは、やがて日常生活のささやかな喜びや恋愛を享受するディロバン自身の姿も捉えている。
監督は、自身もクルド人のラベー・ドスキー。地雷や戦車を越えコバニに赴き戦地での撮影を敢行、クルド人兵士によるIS兵士の尋問にも立ち会った。本作を、戦死したクルド人兵士の姉に捧げている。

『ラジオ・コバニ』(2016年/オランダ/69分/クルド語/2.39:1/カラー/ステレオ/DCP)
監督・脚本:ラベー・ドスキー 出演:ディロバン・キコ
撮影監督:ニーナ・ボドゥー 第2カメラ:レベー・ドスキー 
音声:タコ・ドライフォウト
編集:クサンダー・ネイストン 
音楽:ユホ・ヌルメラ サウンドデザイン:タコ・ドライフォウト 
製作:ジョス・デ・パター
字幕翻訳:額賀深雪 字幕監修:ワッカス・チョーラク
配給:アップリンク