日時
上映終了
料金
【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,000/UPLINK京都ユース会員¥900
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第71回 カンヌ国際映画祭歴代最高評価(スクリーン デイリー3.8点/4点満点)国際批評家連盟賞/バルカン賞 受賞
第38回 韓国映画評論家協会賞 撮影賞/国際批評家連盟 韓国本部賞 受賞
第55回 大鐘賞映画祭 最優秀作品賞 受賞
第27回 釜日映画賞 最優秀監督賞/音楽賞 受賞
第71回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。韓国を代表する巨匠、イ・チャンドン監督の『ポエトリー アグネスの詩』から8年ぶりとなる待望の新作。原作は世界的な人気作家である村上春樹。彼が1983年に発表した短編小説「納屋を焼く」を大胆に脚色。韓国の現代社会で浮遊する若者たちの姿と心理的な駆け引きをミステリータッチで鮮烈に描き出す。
ある街角。運送会社のアルバイトをしているイ・ジョンス(ユ・アイン)は、デパートの店頭でセールの広告モデルを務める女の子に呼び止められる。「覚えてない? 私、子どもの頃、同じ町内にいたんだけど」それはすっかり美しくなった幼なじみのシン・ヘミ(チョン・ジョンソ)だった。思わぬ再会を果たしたふたりは互いのことを語り合う。ジョンスは兵役を経て大学を卒業した後、小説家を志しながらアルバイト生活を続けていた。そしてジョンスは、ヘミがアフリカ旅行で留守の間、自宅に居るという猫の世話を頼まれる。
半月後。ようやくヘミから連絡があり、翌日帰国できるとの話。空港に迎えに行くと、ヘミは見知らぬ青年ベン(スティーブン・ユァン)を連れていた。 彼とヘミはケニアのナイロビ空港で知り合ったのだという。
後日。ジョンスは電車に乗ってソウルのトンジャクに向かっていた。到着すると、お洒落な自宅ビルの中でくつろぐベンとヘミの姿。ジョンスは自分とは住む世界が違うベンの桁違いの裕福さを目の当たりにする。そしてベンは自らキッチンに立ち、ジョンスとヘミにパスタ料理をふるまう。
また後日。今度はベンがヘミと一緒に車を走らせ、ジョンスの実家にやってくる。パジュ市のマヌリ。そこはベンが住む都会の一等地とは対照的な、38度線を隔てて北朝鮮のすぐ隣にある貧しい田舎だ。ジョンスとヘミが共に幼少時代を過ごした場所でもある。三人は玄関先にテーブルを置いてワインをあけ、大麻を吸い、夕暮れの風景を見つめる。やがてヘミは服を脱いで踊り出す。頽廃的で、甘美な時間。
過度にリラックスした雰囲気の中、ふとベンはジョンスに自分の秘められた“趣味”を打ち明ける。それは古いビニールハウスを選んで燃やすこと。僕に焼かれるのを待っている気がします」前に燃やしたのはアフリカ旅行の直前だった二ヶ月ほど前。そろそろまた燃やす頃だという。実を言うと、今日はその下見に来たのだと――。
『バーニング 劇場版』 (2018年/韓国/カラー/148分/シネスコ/5.1chデジタル)
監督:イ・チャンドン『シークレット・サンシャイン』
原作:村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)
出演:ユ・アイン『ベテラン』 スティーブ・ユァン「ウォーキング・デッド」シリーズ チョン・ジョンソ
配給:ツイン