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京マチ子映画祭

上映中~11月12日(木)※上映終了

日時

上映中~11月12日(木)※上映終了

料金

【特別料金】一般¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,200/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

本当の私を教えてあげましょう。
国際映画祭を次々と制し、グランプリ女優と呼ばれた伝説の女優・京マチ子の代表作を一挙上映!


【上映作品】

『羅生門』(1950年/モノクロ/88分/スタンダード)

巨匠・黒澤明監督が描く、映画史上に燦然と輝く日本映画の至宝。旅法師と柚売りが通りすがりの下人に不思議な話を語り始める―盗賊が森で女を犯し、その夫を殺した。

監督・脚本:黒澤明
原作:芥川龍之介(「藪の中」より)
脚本:橋本忍
撮影:宮川一夫
美術:松山崇
音楽:早坂文雄
出演:三船敏郎、京マチ子、志村喬、森雅之、千秋実、加東大介


『偽れる盛装』(1951年/モノクロ/103分/スタンダード)

肉体を武器に男を手玉にとる女-対照的な姉妹の生き方を描いた名作。祇園で評判の芸者・君蝶(京)は肉体を武器に男を手玉にとるやり手、一方妹・妙子(藤田)は京都市観光課の事務員という地味な娘。そんな中、君蝶は借金トラブルで男の恨みを買い…。キネマ旬報ベストテン第3位。

監督:吉村公三郎
脚本:新藤兼人
撮影:中井朝一
美術:水谷浩
音楽:伊福部昭
出演:京マチ子、藤田泰子、河津清三郎、小林桂樹


『雨月物語 4K復元版』(1953年/モノクロ/97分/スタンダード)

圧巻の映像美で日本映画史に語り継がれる、巨匠・溝口健二の名作。上田秋成の短篇集をもとに映画化。戦乱時町に出た陶工(森)が姫君(京)の屋敷に招かれるが…。ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。世界の映像作家に影響を与えた名シーンが続出する日本映画の枠を超えた世界的傑作。

監督:溝口健二
原作:上田秋成
脚本:川口松太郎
依田義賢
撮影:宮川一夫
美術:伊藤熹朔
音楽:早坂文雄
出演:京マチ子、水戸光子、田中絹代、森雅之、小澤榮(小沢栄太郎)


『地獄門』(1953年/カラー/89分/スタンダード)

大映初カラー作品!カンヌ国際映画祭を制した豪華絢爛な傑作時代劇。平安時代末期、平清盛に仕える武士・盛遠(長谷川)は戦乱の中で美女・袈裟(京)に出会う。袈裟が人妻と知っても諦めきれない盛遠は…。米アカデミー賞・NY批評家協会賞外国語映画賞など海外で絶賛された傑作時代劇。

監督・脚本:衣笠貞之助
原作:菊池寛
撮影:杉山公平
美術:伊藤熹朔
音楽:芥川也寸志
出演:長谷川一夫、京マチ子、山形勲、黒川弥太郎、坂東好太郎


『愛染かつら』(1954年/モノクロ/113分/スタンダード)

鶴田×京スター初共演!一世を風靡した伝説の恋愛小説の映画化。病院の跡取り息子・浩三(鶴田)と子持ちの看護婦・かつ枝(京)が互いに愛し合いながらも、すれ違う姿を描く感動のメロドラマ。川口松太郎原作の本作は、何度も映像化されており、恋愛小説の最高峰とも言われている。

監督・脚本:木村惠吾
原作:川口松太郎
脚本:田辺朝二
撮影:高橋通夫
美術:高橋康一
音楽:万城目正
出演:鶴田浩二、京マチ子、船越英二


『いとはん物語』(1957年/カラー/82分/スタンダード)

不器量でおかめ顔の心優しき女性の運命を描く涙と感動の文芸大作。器量は悪いが心優しい老舗扇屋の長女・お嘉津(京)は番頭の友七(鶴田)に心を寄せていたが、彼には心に定めた小間使い・お八重がいた…。繊細な女心を見事に演じきった京マチ子の醜女メイクにも注目。“いとはん”は大阪の方言で“お嬢さん”の意。

監督:伊藤大輔
原作:北條秀司(名古屋おどり「いとはん」より)
脚本:成澤昌茂
撮影:高橋通夫
美術:柴田篤二
音楽:伊福部昭
出演:鶴田浩二、京マチ子、小野道子


『夜の素顔』(1958年/カラー/121分/スコープ)

師匠と弟子-女同士の濃密で緊張感あふれる関係を描く人間ドラマ。美貌と才覚でのし上がり、その地位を確立した日舞の家元・朱美(京)は更に勢力を拡大させようと奔走するが、その座を狙う内弟子・比佐子(若尾)がいた…。京と若尾が色鮮やかな衣装で踊る舞台シーンも見どころ。

監督:吉村公三郎
脚本:新藤兼人
撮影:中川芳久
美術:間野重雄
音楽:池野成
出演:京マチ子、若尾文子、根上淳、船越英二、菅原謙二


『鍵』(1959年/カラー/107分/スコープ)

エロティシズム漂うブラック・コメディ&心理サスペンス。谷崎潤一郎の問題作を市川崑が大胆に改変し映画化。夫妻と娘とその婚約者、4人の絡み合う異常な情欲をスタイリッシュに描く。能面のような表情、登場人物しか存在しない街並み…不気味な雰囲気が漂う、宮川一夫のキャメラも冴えわたる傑作。カンヌ審査員特別賞。

監督・脚本:市川崑
原作:谷崎潤一郎
脚本:和田夏十、長谷部慶治
撮影:宮川一夫
美術:下河原友雄
音楽:芥川也寸志
出演:京マチ子、中村鴈治郎、仲代達矢、叶順子、北林谷栄


『女の勲章』(1961年/カラー/110分/スコープ)

華やかなファッション業界の裏側で繰り広げられるドロ沼の女の戦い。山崎豊子の小説を映画化。船場のお嬢様・式子(京)は銀四郎(田宮)と服飾学院を開き事業を発展させていくが、弟子たちも野心を秘めていた…。女優陣の華麗なファッションも注目。女と男の愛欲と野望を描いた傑作。

監督:吉村公三郎
原作:山崎豊子
脚本:新藤兼人
撮影:小原譲治
美術:間野重雄
音楽:池野成
出演:京マチ子、若尾文子、叶順子、中村玉緒、田宮二郎


『女の一生』(1962年/モノクロ/94分/スコープ)

明治から昭和―波乱にみちた、一人の女性の生涯を描く感動作。貧乏のどん底にいるけい(京)は、ふとしたきっかけで堤家に拾われる。しかしそれは彼女の波乱にみちた人生の始まりだった…。妻や母としての幸せを諦め、ひたすら家の為に働き続ける女の一生を描く感動の文芸大作。

監督:増村保造
原作:森本薫
脚本:八住利雄
撮影:中川芳久
美術:間野重雄
音楽:池野成
出演:京マチ子、田宮二郎、叶順子


『藤十郎の恋』(1955年/モノクロ/86分/スタンダード)

魂もとろける恋の悲しさや恐ろしさを美しく描いた文芸巨編。文豪菊池寛の初期代表作を長谷川、京の二大スター競演で描く文芸作。芸道に命を燃やす名優・坂田藤十郎(長谷川)と彼に思慕の情を抱く人妻・お梶(京)。不入りが続き、渾身の題材に挑む藤十郎は日々焦燥していき…。

監督:森一生
原作:菊池寛
脚本:依田義賢
撮影:杉山公平
美術監督:伊藤熹朔
美術:西岡義信
音楽:斎藤一郎
出演:長谷川一夫、京マチ子、小澤栄、進藤英太郎、加東大介


『流転の王妃』(1960年/カラー/102分/スコープ)

海を渡り結婚した女性の苦難と美しい夫婦愛を描く感動の文芸大作。大反響を呼んだ愛新覚羅浩の原作「涙のベストセラー」を、脚本に和田夏十、監督田中絹代、京マチ子主演と女性の布陣で描く文芸巨編。国際結婚をした女性の、愛に包まれながらも苦難に満ちた生涯を描く感動大作。

監督:田中絹代
原作:愛新覚羅浩
脚本:和田夏十
撮影:渡辺公夫
美術:間野重雄
音楽:木下忠司
出演:京マチ子、船越英二、金田一敦子、東山千栄子、沢村貞子、笠智衆


『痴人の愛』(1949年/モノクロ/90分/スタンダード)

密室で飼育されている可愛い女-谷崎潤一郎の同名作の映画化。堅物の譲治(宇野)と、家で譲治に飼育されているナオミ(京)。美しい肉体を持つ彼女の自由奔放な行動により、二人の主従関係は次第に崩れていく…。スタッフ、キャスト違いで三作製作されたが、本作はその一作目。

監督・脚本:木村惠吾
原作:谷崎潤一郎 脚本:八田尚之
撮影:竹村康和
美術:上里義三
音楽:飯田三郎
出演:宇野重吉、京マチ子、森雅之


『細雪』(1959年/カラー/105分/スコープ)

絢爛豪華な色彩と衣裳で綴られる華麗なる四姉妹の物語。谷崎潤一郎代表作の映画化。大阪の船場で古い暖簾を守る蒔岡家の四姉妹がたどるそれぞれの運命を、大映オールスターの華麗なる競演で描いた文芸大作。本映画化にあたり、時代設定を戦後に置き換えて脚色した。

監督:島耕二
原作:谷崎潤一郎
脚本:八住利雄
撮影:小原譲治
美術:柴田篤二
音楽:大森盛太郎
出演:京マチ子、山本富士子、叶順子、轟夕起子、根上淳、川崎敬三、菅原謙二、北原義郎、船越英二


『黒蜥蜴』(1962年/カラー/102分/スコープ)

明智小五郎と女賊の対決を歌と踊りでヒップにモダンに描いた快作。江戸川乱歩の小説を題に三島由紀夫が執筆した戯曲をミュージカル調にアレンジし映画化。宝石に異常な関心を示す女盗賊・黒蜥蜴(京)の前に立ちはだかる名探偵・明智小五郎(大木)…。京マチ子のグラマラスな肢体も必見。

監督:井上梅次
原作:江戸川乱歩
劇化:三島由紀夫
脚本:新藤兼人
撮影:中川芳久
美術:間野重雄
音楽:黛敏郎
作詞:三島由紀夫
衣裳デザイン:真木小太郎
出演:京マチ子、大木実、叶順子、川口浩