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【名画座二本立て/絶対絶望するシリアルキラー】『アングスト/不安』『ザ・バニシング -消失-』

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料金

【2本立て特別料金】一般¥1,900/UPLINK京都会員¥1,100/UPLINK京都ユース会員¥1,000 ※サービスデー適用外【R15+】※ご招待券、回数券使用不可

詳細 DETAIL

絶対絶望するシリアルキラー!
『アングスト/不安』『ザ・バニシング -消失-』2本立て上映!


『アングスト/不安』(1983年/オーストリア/87分/カラー/ビスタ/R15+)

本物の《異常》が今、放たれる。
後悔してももう遅い。
世界各国上映禁止。
常軌を逸した実話を描く、映画史上最も狂った傑作
37年を経て日本劇場公開。

殺人鬼ヴェルナー・クニーセクが起こした1980年1月、オーストリアでの一家惨殺事件。10数年の刑期を終えて予定されていた出所の1ヵ月前、就職先を探すために3日間のみ外出を許された際の凶行だった。決して世に放出してはならなかったこの狂人の異様な行動と心理状態を冷酷非情なタッチで描写した実録映画が『アングスト/不安』である。斬新なカメラワーク、狂人のモノローグで綴る構造、そして全編徹底された冷たく陰鬱なトーン。描かれる内容もさることながら、作品自体が<異常>であり、その凄まじさは他に類を見ない映画史上に残る芸術性をも発揮、観る者の心に深い傷痕を残す。
1983年公開当時、嘔吐する者や返金を求める観客が続出した本国オーストリアでは1週間で上映打切り。他のヨーロッパ全土は上映禁止、イギリスとドイツではビデオも発売禁止。アメリカではXXX指定を受けた配給会社が逃げた。ジェラルド・カーグル監督はこれが唯一の監督作。殺人鬼の心理を探るという崇高な野心のもと全額自費で製作、全財産を失った。

本作は、1980年にオーストリアで実際に起こった事件を描いております。当時の司法制度では裁ききれなかった為に発生した事象であり、本映画をきっかけとして以降大きく制度が変わりました。劇中、倫理的に許容しがたい設定、描写が含まれておりますが、すべて事実に基づいたものであります。本作は娯楽を趣旨としたホラー映画ではありません。特殊な撮影手法と奇抜な演出は観る者に取り返しのつかない心的外傷をおよぼす危険性があるため、この手の作品を好まない方、心臓の弱い方はご遠慮下さいますようお願い致します。またご鑑賞の際には自己責任において覚悟して劇場にご来場下さい。

監督:ジェラルド・カーグル
出演:アーウィン・レダー、シルヴィア・ラベンレイター、エディット・ロゼット、ルドルフ・ゲッツ
撮影・編集:ズビグニェフ・リプチンスキ
音楽:クラウス・シュルツ
配給:アンプラグド


『ザ・バニシング -消失-』(1988年/オランダ=フランス合作/106分/カラー/ヨーロピアンビスタ/原題:SPOORLOOS)

サイコサスペンス映画史上No.1
オランダから出現した突然変異の衝撃作!

ラストへの戦慄が『サイコ』(60)、『羊たちの沈黙』(91)、『セブン』(95)、『ゴーン・ガール』(14)を超えると言われる、サイコロジカル・サスペンスの傑作。
ある日突然消えた恋人を捜して、執念と亡霊に取り憑かれたかのように次第に精神を追い詰められていく男と、自分の異常性と正常性を立証したいという欲求から、ある「実験」に手を染める男。
その対峙を通して、我々の前に筆舌に尽くしがたい絶望と恐怖があぶり出されていく。
監督は『マイセン幻影』(92)、『ダーク・ブラッド』(12)のフランス人監督、ジョルジュ・シュルイツァー。スタンリー・キューブリックは本作を3回観て「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」とシュルイツァーに伝えたという。93年には監督自身の手によりジェフ・ブリッジズ、キーファー・サザーランド、サンドラ・ブロック出演でハリウッド・リメイクされた。
過剰な演出を排除したことで、より重い余韻を醸し出す事に成功したこのオリジナル版は、満を持して人々の心に深い爪痕を残すであろう。

【STORY】

ただ知りたかった、悪の限りを——

7月、オランダからフランスへと車で小旅行に出掛けていたレックスとサスキア。立ち寄ったドライブインで、サスキアは忽然と姿を消してしまう。必死に彼女を捜すも手掛かりは得られず、3年の歳月が経過。依然として捜索を続けるレックスの元へ、犯人らしき人物からの手紙が何通も届き始め…。

監督:ジョルジュ・シュルイツァー『ダーク・ブラッド』『マイセン幻影』  
製作:ジョルジュ・シュルイツァー、アンヌ・ロルドン
出演: ベルナール・ピエール・ドナデュー、ジーン・ベルヴォーツ、ヨハンナ・テア・ステーゲ
提供:キングレコード   
配給:アンプラグド