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ヘルムート・ニュートンと12人の女たち

上映終了

Arena,-Miami,-1978-(c)-Foto-Helmut-Newton,-Helmut-Newton-Estate-Courtesy-Helmut-Newton-Foundation

日時

上映終了

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ジュニア(15歳)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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一流誌で女性を撮り続けたファッション・フォトグラファーの巨匠

彼にインスピレーションを与えた12人の女たちの視点から、“20世紀を最も騒がせた写真家”の撮影の舞台裏に迫るドキュメンタリー


David-Lynch-and-Isabelle-Rossellini,-Los-Angeles,-1988-(c)-Foto-Helmut-Newton,-Helmut-Newton-Estate-Courtesy-Helmut-Newton-Foundation

長年にわたって一流ファッション誌で女性を撮り続けたファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートン。2004年にロサンゼルスで自動車事故により不慮の死を遂げた後も、長く人々の記憶に残り続けている写真家のひとりだ。1920年ベルリンに生まれ、映画やラジオなどの大衆文化が広まったワイマール文化の中で育ったニュートンは、50年代半ばから各国版の「ヴォーグ」誌をはじめとするファッション誌にユニークかつ衝撃的な作品を次々と発表。ワーグナーの歌劇に登場する女神のような女性たち、バロック趣味のインテリアや建築物に覆い尽くされた作品世界は、それまでの着せ替え人形のようなモードを見慣れていた読者に強烈なインパクトを与えた。だが、その作品は「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こし、「20世紀を最も騒がせた写真家」とも呼ばれた。


Helmut-at-home,-Monte-Carlo,-1987-(c)-Foto-Alice-Springs,-Helmut-Newton-Estate-Courtesy-Helmut-Newton-Foundation

本作は、2020年にニュートンの生誕100年を記念して制作されたドキュメンタリー。シャーロット・ランプリングやイザベラ ・ロッセリー二、ハンナ ・シグラといった女優たちに加え、米国版「ヴォーグ」編集長のアナ ・ウィンター、モデルのクラウディア・シファーらの貴重なインタピューを収録。さらに、ニュートンを鋭く批判した批評家スーザン・ソンタグとのTV討論のアーカイブ映像なども紹介する。稀代の才能の作品世界を、ニュートンにインスピレーションを与えた12人の女性たちの視点から捉え直した。自由で自立した女たちが毅然とした態度で語る姿から、今は亡きニュートンが強く惹かれたビジョンが蘇ってくるかのような作品が生まれた。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』(2020年/93分/カラー/1.78:1/ドイツ/英語·フランス語・ドイツ語)
監督:ゲロ・フォン・べーム
出演:シャーロット・ランプリング、イザベラ・ロッセリーニ、グレイス・ジョーンズ、アナ・ウィンター、クラウディア・シファー、マリアンヌ・フェイスフル、ハンナ・シグラ、シルヴィア・ゴベル、ナジャ・アウアマン、アリヤ・トゥールラ、ジューン・ニュートン、スーザン・ソンタグ、カトリーヌ・ドヌーヴ、シガニー・ウィーバー、ヘルムート・ニュートンほか