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ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間

上映中~10月22日(木)※上映終了

©2019 Miyuki Tokoi

日時

上映中~10月22日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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詳細 DETAIL

\上映後舞台挨拶決定/

■10月16日(金)18:00の回終了後
登壇者:常井美幸(本作監督)

■10月17日(土)18:35の回終了後
登壇者:常井美幸(本作監督)

■10月18日(日)18:25の回終了後
登壇者:常井美幸(本作監督)

【チケット販売】
アップリンク会員オンライン先行販売: 10月13日(火)22:00~
劇場オンライン及び劇場窓口販売: 10月14日(水)10:00~


《女》から《男》へ、そしてその先にあるものとは――?
性別を超えた、あるがままの「わたし」と出会うまで

9年間にわたりカメラが追ったひとりの若者の成長の記録
テレビ番組でも大きな話題を呼んだドキュメンタリーが、遂に劇場公開!

女性として生まれたが、自分の性に違和感を感じ続けていた小林空雅(たかまさ)さん。13歳のとき、心は男性/生物学的には女性である「性同一性障害」と診断される。17歳の時に出場した弁論大会では、700人もの観客を前に、男性として生きていくことを宣言。そして弱冠20歳で性別適合手術を受け、戸籍も男性に変えた。本作はそんな1人の若者の9年間の変化と成長を描いた《こころの居場所》についてのドキュメンタリーです。
空雅さんは、78歳で性適合手術を行い女性となった八代みゆきさん(95歳)、男と女に二分される性に違和感を感じ、自ら「X ジェンダー」であることを明かして、性の多様性を伝える中島潤さん(26歳)らと出会っていく中で、改めて自身の性について見つめなおします。そして、映画の最後で下した決断は驚くべきものでした。
LGBTQやジェンダー、同性婚の問題など、いま性についての関心が世界中で広がっています。この映画は、性の違和に苦しみ、それでも自分らしく生きる人々の姿を通して《性別》に限らず、誰もが生きやすい社会に近づくための気付きを与えてくれます。

監督を務めたのは、元NHKディレクターの常井(とこい)美幸。2010年、「心と体の性別が一致しない性同一性障害の子供たちは、男女別の生活を求められる学校で、さまざまな悩みや苦しみを抱えている」ことを知ります。当時は、LGBTという言葉も普及していなかったころ。そんな子供たちを取材したいと考えていたとき、偶然知り合ったのが小林さんでした。まだ迷いと不安が見え隠れする15歳。男子生徒として多くの友人に恵まれた高校時代。身体を男性に近づけるための2つの手術。法的な手続きを経て正式に男性になるまで。そしてそれから――実に9年間にわたりカメラはその生活の一部始終を捉えていきます。
2019年、本作を短縮版として再編集した「性別“ゼロ”~本当の自分を探して~」がNHKで放映されると、ギャラクシー賞候補になるなど大きな反響を呼びました。加えて全国50回以上にわたる自主上映会で、たくさんの観客から熱心な支持を受ける本作が、いよいよ劇場公開となります。

※「X ジェンダー」とは?…
身体的性別に関わらず、自身の心の性別を男女の「どちらでもない」「どちらでもある」「中間である」「流動的である」などと自認している人の総称。

『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』(2019年/日本/カラー/84分/16:9/DCP)
監督:常井美幸
出演:小林空雅、八代みゆき、中島潤
プロデューサー:両角美由紀
音楽:上畑正和
編集:吉田浩一
アート:伊藤ともこ
宣伝:岩井秀世
製作・配給:MUSUBI Productions