"Beyond Wilderness", solo show at He Art Museum Guangdong, China 2024
"Beyond Wilderness", solo show at He Art Museum Guangdong, China 2024
京都芸術大学ICA京都は、世界各地のスタジオでその土地の素材を用いて制作を行うメキシコ出身のアーティスト、ボスコ・ソディ氏をお招きし、「ICA Kyoto TALK 062」を開催します。トークでは制作プロセスの映像を上映予定です。ぜひ会場でその工程をご体感ください。
【日時】
5月22日(金)18:30-20:00
【登壇者】
ボスコ・ソディ(アーティスト/ニューヨーク、メキシコシティ)、堤拓也(ICA京都プログラム・ディレクター)、(通訳:辻井美穂)
※敬称略
※登壇者は予告なく変更となる場合があります。
※会場内ではオフィシャルによる配信用及び記録撮影が行われる可能性がございます。
テレビ・雑誌・ホームページ等にて、放映・掲載される場合がございますのでご了承ください。
【料金】
無料
【定員について】
40名程度/先着順(事前申し込み不要
※満席の場合はご入場いただけません。
▶お問い合わせはこちら
今回のトークでは、ニューヨークを拠点にギリシャ、メキシコシティ、京都にもスタジオを構え制作活動をしているアーティストのボスコ・ソディ氏を迎えて、その制作プロセスと実践の背景にある思想をたどります。前半では、粘土や顔料といった自然素材を用いた作品の制作過程を記録した映像を上映し、素材に触れ、手で形づくりながら、乾燥やひび割れといった変化を受け入れていくプロセスを紹介します。 後半には、日本での経験を通じて影響を受けた「侘び寂び(wabi-sabi)」の美学に触れながら、不完全さや偶然性、そして素材そのものが持つ自然なあり方をどのように作品へと取り込むのかにも触れ、制作における意図と、結果を手放す姿勢(letting go)のあいだに生まれる表現のあり方や、その背景に横たわる哲学に焦点を当てます。 素材、身体的行為、そして作家の内的な経験がどのように交差するのか、その異なる軌跡を知る機会となるでしょう。
1970年、メキシコシティ生まれ。20年以上のキャリアの中で、世界各地で50回を超える個展を開催。豊かな質感と鮮烈な色彩の大型絵画で広く知られる。ソディは、制作に用いる素材が持つありのままの粗野さの中に、情緒を揺さぶる力を見出している。素材の探究、創作的ジェスチャー、そして作家と作品との精神的な結びつきに焦点を当てながら、ソディは概念的な障壁を超越することを目指している。
作品の多くをあえて無題にするが、これは、作品の直接的な存在を超えた先入観や関連性を排除する意図による。作品そのものが記憶となり、生の素材と作家との対話という創作プロセスを象徴する遺物となるのである。ソディが影響を受けたものは、アントニ・タピエスやジャン・デュビュッフェといったアンフォルメルの芸術家から、ウィレム・デ・クーニングやマーク・ロスコといった色彩の巨匠、さらには母国メキシコに息づく鮮やかな色彩に至るまで、極めて多岐にわたる。

ICA京都は2020年に京都芸術大学大学院の附置機関として創設され、これまで国内外で活躍するアーティスト、キュレーター、研究者などを招いたトークイベントを継続的に行ってきました。その一環である「ICA Kyoto TALK」は、これまでの「GLOBAL ART TALK」と統合し、京都と世界各地の多様なアートシーンを結びつけ、対話を重ねるためのプラットフォームです。ローカルな現場とグローバルな動向とを往復しながら、複層的な世界を実感し、新たな視点を開く場となることを目指しています。

【ICA Kyoto TALK 062「ボスコ・ソディ 異なる軌跡」】
主催:ICA京都、京都芸術⼤学⼤学院
協力:一般社団法人HAPS