パレスチナの文化、歴史および政治を通してパレスチナについて学び、現在ガザで起こっているジェノサイドについて知るためのドキュメンタリー映画上映会とレクチャー。
早稲田大学文学学術院教授で、『ガザとは何か』著者の岡真理によるパレスチナ近現代史についてのレクチャーの後、ジャーナリスト、ドキュメンタリー映画監督の古居みずえによる『ガーダ パレスチナの詩』上映会を行う。
ガザ地区難民キャンプで生まれ育ったパレスチナ人女性、ガーダの生きざまを描くことのドキュメンタリーは、23歳から35歳までの12年にわたるガーダの人生におけるさまざまな節目や、パレスチナ人としてのアイデンティティの目覚めを追っている。
上映後、古居と岡が出演するトークを開催。
【日時】
10月24日(木)
18:00-19:00 岡真理さんによるレクチャー
19:10-20:55 『ガーダ パレスチナの詩』上映
21:00-21:30 古居監督、岡真理さんによるトーク
【料金】
2,000円 (要予約・先着順)
※入場料収入は全てパレスチナ・ガザ緊急支援に寄付します。
▶ ご予約はこちらから
2006年 第6回石橋湛山記念早稲田ジャーナリスト大賞 公共奉仕部門受賞
2006年 第12回平和・協同ジャーナリスト基金賞 荒井なみ子賞受賞
2006年 テヘラン・ファジル国際映画祭 正式招待
2006年 香港国際映画祭 正式招待
2006年 レフュジー・フィルム・フェスティバル 参加
2006年 KAWASAKI しんゆり映画祭 参加
2005年 プサン国際映画祭 正式招待
フォトジャーナリスト、古居みずえが、現代パレスチナの女性の生きざまをとらえたドキュメンタリー。
ガザ地区難民キャンプで生まれ育ったガーダは、古い因習に立ち向かう自立心旺盛な女性。
抵抗運動で親戚の少年が殺されたことを契機に、民族が追われた故郷の歴史をたどり始める。
封建的な男性社会であるパレスチナでは、女性たちの声が聞え難い。
古居は、ガーダの23歳から35歳までの結婚や出産などの出来事を追いながら、男性の ジャーナリストでは撮影する事が不可能な貴重な映像を紡ぎ、難民キャンプで生きる人々のリアルな日常を描き出す。
困難な状況の中、故郷の料理や歌い継ぐべき詩歌を残そうと奔走する女性の成長ぶりが深い感動を生む。
『ガーダ パレスチナの詩』 GHADA
(2005年/日本/106分)
撮影・監督:古居みずえ
製作:安岡卓治、野中章弘
編集:安岡卓治、辻井潔
製作協力:古居みずえドキュメンタリー映画支援の会代表 土井幸美、北林 岳彦
製作:安岡フィルムズ、アジアプレス・インターナショナル